読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

空白の翻訳

by 1031jp

どんどん書きましょう

 

 

夏の過ごし方が特集されている雑誌の話から。

女性向けのライフスタイル誌で、

特集された命題のもとにバランスよく色んなことが載っている。

 

バランスよく色んなことがっていうのは、

普段の暮らしの中でできるちょっとしたことも載っていれば、

非日常に飛び込むようなことも載っている。

ぼくにとって後者の最たるものが、

南の島やサーフィン、キャンプにアウトドア、そうした旅の提案だ。

その中の一枚、ある朝焼けの写真の美しさに釘付けになる

こんなのほんとに見たら泣いちゃうかもな

 

足が悪かったり、日に焼けちゃいけなかったり、

そうじゃなくても全体的に病弱なぼくは

こういうことの殆どを諦めていたけれど、

もう別に何がどうなってもいいし、できないことはどんどん増えていくから

いいなって思ったことは片っ端からやってみたいと思うようになった。

やけくそってやつだ。とにかくbreak on throughしたい、

to the other sideに。

 

 

 

雑誌には商業広告が載っている。

表紙からページを何回か捲ったところで、

高級ブランドを身につけてぼくに微笑む女優。

彼女を見ると思い出す映画があって、

その映画は、あの夏の幻みたいなきみの思い出に直結している。

 

映画とか音楽をやるっていうのは、こういうことを引き受けることでもある。

こういうことをいっぱい引き受けた人はスターになる。

スターになるとこういうことをいっぱい引き受けるようになる。

 

ぼくはせいぜいこのページを無造作にちぎって、

部屋の壁にピンで貼りつけようと思う。

いつもそれを眺めて暮らし、そしてとつぜん旅に出る。

パーティが退屈だったぐらいの理由で。

 

 

今日は帰りにちょっと駅で買い物をしたぐらいでへとへとに疲れ

体調がものすごく悪くなってしまって

ぼくは山に行くんだけど、生きて帰ってこられるだろうか。

でも行くんだ。夏だからね。

 

 

 

& Premium(アンド プレミアム)9月号

& Premium(アンド プレミアム)9月号