空白の翻訳

by 1031jp

2014-05-20

仰向けになったまま寝返りも打っちゃいけない状態で食事をとる必要があって、

そのときは看護師さんが食べさせてくれるわけだけど、

この日の昼食のときにそれやってくれた人がとても優しくて、

ほかにも何人もの患者たちを捌かなくてはいけないんだろうに、

のんびり雑談しながらぼくのペースで欲しい食べ物を口元に持ってきてくれます。

食べ始める前にご飯の写真を撮ってくださいとiPhoneを渡したときも

嫌な顔ひとつせずにこっちの方が明るくてよく撮れますなどと言いながら

窓際までお盆を持っていって、撮ってきてくれた。

ブログに載せるんですかと言われて、違いますと答えるなど、

雑談しながらゆっくりご飯を食べました。

食べたのはぼくで、看護師さんはお喋りしながら手伝ってくれました。

とても優しい人だった。最近、幸せを感じたのはこの昼食で、

このことがあってから幸せというものについてしばらくよく考えていた。

 

この食事を手伝ってくれる役目はすごい合わない人もいて、

さも忙しいんだという感じでやる。

写真も「はぁ?」という感じですごいブレブレなのを2秒ぐらいで撮って、

ぼくの機嫌がすごく悪くなった。

この人は歯磨きのときも数分ぐらいではい終わりという感じで

まだ磨き足りないのに終わりにさせられた。

のでこんなところに書かずに忘れ去ってしまおうと思う。

じいさんになってああいう風にされたら悲しくなるだろう。

でもぼくはこうやってひとりでじいさんになって

お仕事としてお世話をする人のお世話になって終えていく人生になりそうなので

色々と準備をしておかないといけないし、

その一環としてこういうのにも慣れていかないといけない。

このだめだった人は元気が良くてちゃきちゃきした方向の人間で

一方ぼくは元気がなくてうじうじした方向の人間だから

相性というかそういうのもあるんだろうけど

ぼくは上に書いたお昼の人が好きだった。

 

 

いずれにせよ付き添いの人がいればこういうことをしてもらわずに済むので申し訳ない気持ちになる。

仰向けキープ中はパンツ替えてもらったりもするしそういうことすら何もできなくてみじめな気持ち。

それにしても上手にするりとパンツを替えてくれるわけです。

あれよあれよという間に脱がされています。