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空白の翻訳

by 1031jp

秘密

扉を開けるといつも片方だけが出迎えてくれる。
しきりに何か言いながらまとわりついてくる。もうすっかりぼくを認めてくれたらしい。
もう片方は姿さえ現さない。

ごはんをあげて、水を入れかえて、
ぼくも冷蔵庫からアルコール度数の弱いカクテルを取り出して、
途中のコンビニで買ってきたなんとかチキンとか、なんとかドッグとかを食べながら飲む。

少し酔って、寝ちゃいたくなったり動くのが億劫になったりする前にすっと帰る。
指紋とかはあんまり気にしない。冷蔵庫の中身も減ってるし。
空き缶や自分が出したゴミは、途中のコンビニに捨てる。